
「歴史総合」をつむぐ 新しい歴史実践へのいざない(歴史学研究会 編/東京大学出版会/2970円/285ページ)
今年度から高校に「歴史総合」という必修科目が登場した。ざっくり言えば、従来の日本史Aと世界史Aを足して2で割ったような、主として近現代を学ぶ科目だ。世界史は必修でなくなり、これまでの日本史B・世界史Bに相当する「日本史探究」や「世界史探究」は、「歴史総合」履修後に取り組むことになる。
とはいえ、単に足して2で割ったわけではない。この科目では、知識を暗記するより歴史を通して思考を磨くことが目指される。そしてまた、日本と世界との連関が意識される。自然、歴史の多様な側面をとりわけグローバルに描こうとする学界の潮流を反映するものとなっている。
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