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あえて考察する「エヴァンゲリオン」の文化的意味 ファンからも非難された特異で難解な作風

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エヴァンゲリオンの精神史(小野俊太郎 著/小鳥遊書房/3190円/406ページ)
[著者プロフィル]小野俊太郎(おの・しゅんたろう)/文芸・文化評論家。1959年生まれ。東京都立大学卒業、成城大学大学院博士課程中途退学。『スター・ウォーズの精神史』『〈男らしさ〉の神話』『社会が惚れた男たち』『日経小説で読む戦後日本』など著書多数。

また謎解きが始まる……。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見終わった際の偽りない最初の感想だ。

『エヴァンゲリオン』は、『シン・ゴジラ』などを手がけた庵野秀明が中心となり制作されたアニメで、1995〜96年に放映されたTVシリーズ全26話、その第25話及び第26話をリメイクして97年に公開された「旧劇場版」、そして2007年から21年にかけ公開された、全4本の「新劇場版」からなる。

注目を浴び続けてきた2つの理由

かくも長くこの作品群が注目を浴び続けてきたのには、2つの理由が挙げられる。

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