50歳からの男の磨き方 川北義則著
50歳前後になると、定年に向けてセミナーを催す会社が少なくない。人生80年時代、準備は怠れないというわけだ。
著者は、50代は「リバーシブル人生」がいいという。「仕事」(表地)と「生きがい」(裏地)という両面を着こなせば、定年退職時に後悔しないですむと示唆する。特に裏地では、プライベートを少しずつ充実させていく。これが50代から定年までを上手に生きる基本だと勧める。
会社を卒業すれば、あとは夫婦だけの「個単位」が普通となる。その際、夫婦べったりは禁物。「つかず離れず」で夫婦仲を長持ちさせるには、プライバシーに干渉しないことだとも。
そのためにも、在職中から一人で行動するクセをつけておくに限るようだ。気のおけない男同士の連れがいれば、これは大いに楽しいとも強調する。
定年後「楽しい自分」に出会うための勘所を、しなくてもいいことを含め、先輩として伝授してくれる。
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