2010年代前半にエンタメ市場を席巻したゲーム会社は、再成長への道を見出せるか。
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10年、20年続くように設計
――パズドラは2015年ごろからユーザー数が下降線をたどっていましたが、ここ数年は堅調です。何が下支えしているのでしょうか。
「ゲームを作り、出したら終わり」とは考えていなくて、設計段階からとにかく長く遊べることを念頭に置いている。パズドラも10年、20年続くように考えていた。もちろん細かいアップデートは随時していくが、そういう設計の思想で作っていかないと、自分たちも息切れしてしまう。
長く楽しんでもらえるようなネタは豊富にもっている。例えば、パズルの消し方とか、プレーヤーの進行速度に応じて要素を追加していくというのを前もってアイデアとして持っている。
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これがもし長期的なゲームの設計がなかったら、すべてを出し切って終わってしまう。ただ実践することが一番難しい。パズドラ10周年が目立っているが、(オンラインRPGの)『ラグナロクオンライン』は20周年。長年続けていける経験・ノウハウを持っているし、運用体力があると思う。
――最近は家庭用ゲーム顔負けの開発費をかけたスマホゲームも登場しています。
ゲームの(流行の)サイクルは何回も繰り返されている。1人でも遊べるカジュアルなゲームが流行りつつも、今度はがっつり遊べるゲームが流行って、その後またカジュアルなゲーム、と。そう考えると、必ずしも今後こういった(カジュアルな)ゲームが出てこないかといえば、そうじゃないと思う。
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