年が明けたと思ったら、早くも1月後半ですが、この時季の風物詩といえば「初売り」セールでしょう。ショッピングセンターやデパート、旅行会社に自動車ディーラーなど、さまざまな初売りセールの広告があふれ、気分を盛り上げてくれます。1月5日(月)からの仕事始めが一段落した3連休〔1月10日(土)~12(月・祝)〕にセール品を物色したという読者も少なくないのでは?
筆者は1月2日、テレビCMに触発され木更津にある「三井アウトレットモール」へ。昼過ぎに着いたのですが、駐車場は店舗のあるモールから1区画以上離れた場所まで満車でした。やっとの思いでモールにたどりつくと、いつもの週末では見られない光景に出くわしました。
大混雑のアウトレット、COACHは入場制限
木更津のアウトレットモールは、成田空港からの中国人客を意識してか、海外の高級ブランドのテナントが目立ちます。しかし、そもそも元値が高いため、たとえ通常より価格が割り引かれていても、店内の人はまばら。ウインドウショッピングのお客が大半です。
それに比べ初売りでは、どの店舗も人だかり。イギリスの高級ブランド「BURBERRY(バーバリー)」では、バッグが陳列されている棚は、ほぼ空っぽ。レジにも列ができて、店員さん総出で包装に追われています。アウトレットモールでもおなじみの、アメリカの高級ブランド「COACH(コーチ)」ではなんと入場制限。店舗の周りにぐるりと長蛇の列ができていました。
「ビームス」などの人気のセレクトショップ系はもちろん、他のショップも人・人・人。「三が日ならまだ福袋もあったりして」と淡い期待を抱いていましたが、どの店も完売御礼の張り紙。冬物のコートが欲しいと思って物色してみたものの、たくさんの人に触られてシワや毛玉も目立ち、結局はシャツ類を数点買うのみでした。しかも巨大なフードコートも満席で座れず、駐車場に戻ってみれば高速に乗るまで大渋滞――。久しぶりの初売りは、体力的にも堪えるものがありました。
思ったように買い物できずストレスがたまった私は、家に帰ったあとパソコンを立ち上げ、楽天のトップページに大きく書かれた「福袋&初売り特集」の文字を見て、「この方が、並ばずにラクに買えるじゃん……」と思ってしまったのでした。
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