サイバー社員は「会社が大好き」、独特文化の裏側 私生活も密につながる"全力"集団を匿名で直撃

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「社員は皆“ご近所さん”」「忙しいので、団結心も強くなる」。リアルな声を聞いた。

ITベンチャー企業が集まることから、”ビットバレー”ともいわれる渋谷。この街を代表するIT企業がサイバーエージェントだ(撮影:今井康一)

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広告とゲーム、メディアの3事業で成長し、直近では売上高6000億円を超え、営業利益1000億円も突破したサイバーエージェント。1998年の創業以来、事業の成長とともに社員数も増え、2021年末には6000人を超えた。
これだけの大企業でありながら、社員の平均年齢は34.1歳と低く、平均勤続年数は6.3年と短めだ(いずれも単体の数値、2021年9月末時点)。独特な文化が注目を集めることも多いサイバーエージェントという会社は、社員の目にどう映っているのか。現役社員やOBに話を聞いた。

遠慮はしないが、配慮はできる

――サイバーエージェントの社員はメディアなどにおいて、「キラキラ女子」という言葉で紹介されることが多かったと思います。どんなカルチャーなのでしょうか。

メディア事業 若手社員 Aさん:容姿云々ではなくて、自分の人生を楽しんでいるから「キラキラ」。“戦闘民族”が自分の人生すべてを楽しむために、めちゃくちゃ働くし、プライベートもその分めちゃくちゃ満喫する。

つねに人生の最高潮を更新したい。そういう人たちがキラキラして見える。タフに頑張れる人じゃないと、サイバーには入らない。毎日文化祭をやっている感覚だ。

バックオフィス 若手社員 Bさん:どうせなら仕事は楽しんでやりたいよね、という人が多い。働く時間が長くても、わくわくすることを裁量権を持ってやりたい。やりたいことがあるときに、「これをやりたい」と言えば任せてもらえる。自分の意見を人前で話せる人が、カルチャーに合うだろう。

共通しているのは、「チームワーク」「好奇心」「エンタメ」。遠慮をしないけど、配慮もできる人が多いと思う。チームの雰囲気を崩さずに、成果を追い求める中でいろいろな提案ができることが大事。ゲームやメディアはもちろん、広告もある意味エンターテインメントの1つ。そこにわくわくを感じられるかどうかだ。

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