国家の指導者を「狂人」と判断すべきではない 指導者や国家の内在論理を知る努力こそ必要

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(写真:2022 Bloomberg Finance LP)

ロシアによるウクライナ侵攻から1カ月半が過ぎた。武力で国境線を変更しようとするプーチン大統領の判断は、われわれから見れば常軌を逸している。現段階では、ウクライナ国民の必死の抵抗で、その試みはうまく進んでいない。

プーチン氏には開戦直後から今に至るまで、「精神状態がおかしい」といった見方がある。時には「狂人」という指摘も出た。こういった評価を見ていると、筆者は既視感を覚える。1990年代後半から核開発を推し進めた北朝鮮に対する見方と似ているのだ。

旧ソ連・東欧圏の崩壊により国際的孤立と経済危機が深まった北朝鮮は、93年に核不拡散条約(NPT)からの離脱を宣言。翌94年には国際原子力機関(IAEA)からの脱退を宣言して、それまでくすぶってきた北朝鮮の核開発疑惑が一気に露呈した。

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