世界的に進む「インフレ」はいつまで続くのか 主要国のインフレとデフレの行方は単純ではない

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アメリカのバイデン大統領は「この男を権力の座にとどまらせてはいけない」といった挑発的な発言が目立つ(Leigh Vogel/The New York Times)

コロナ禍に続くウクライナ危機で、供給制約によるインフレ圧力が一段と強まっている。ロシアのシェアが高いエネルギーや白金、穀物など資源の価格高騰に加え、輸送路の迂回やサプライチェーンの分断により、広い範囲でコストが上昇しつつある。

ウクライナの抵抗と戦闘の長期化はプーチン大統領にとって誤算なのだろう。他方、制裁を科す側にとっても想定外だったのではないか。プーチン氏が矛を収めず、制裁がエスカレートすると、世界経済への悪影響も大きくなる。

アメリカの利上げ影響

もともとインフレ体質の新興国では、アメリカの政策金利引き上げも重なり、資本流出と対抗利上げで苦しさが増す。低開発国では穀物が届かないことは命の危険に直結する。より脆弱な国ほど、一国の中でも経済的に弱い立場にある人ほど、制裁のダメージは大きい。

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