花王製品の販売中止で注目を集めたオーケー。食品や日用品の値上げが相次ぐ中、二宮社長は特売に頼る戦略へ転換する予定はないと断言する。
一方的な厳しい要求はしない
――2月に花王製品約500品目のうち145品目の販売中止を発表し、注目を浴びました。
花王様の販売会社である花王グループカスタマーマーケティングは、弊社との取引が大きい会社が加入する「オーケー会」に入っており、引き続き大きな取引をしています。
売り場のスペースには限りがあるため、取扱商品の改廃はいつも行っている。今回の件はメーカー側の値上げとは直接関係なく(編集部注・花王はベビー用紙おむつを4月から1割値上げするなど戦略的値上げを進める方針)、販売数量などを検討したうえで取り扱う商品群を見直しました。
ただ、お客様の中には、弊社が花王の商品を全部やめるのではないかと思った方もいました。そのため中でも要望が多かった(アタックなどの)衣料用洗剤など、相対的に販売数量が多い商品の取り扱いを再開しました。
――花王側の値上げは直接関係ないとのことですが、メーカーや卸からは「オーケーとの価格交渉は厳しい」という声が上がっています。
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