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「閉鎖は仕方ない、でも雇用を守ってほしい」 インタビュー/和歌山県知事 仁坂吉伸

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にさか・よしのぶ 1950年和歌山県生まれ。74年旧通商産業省入省。大臣官房審議官、製造産業局次長などを経て、2006年に和歌山県知事当選(現在4期目)。20年から関西広域連合長兼任。(撮影:ヒラオカスタジオ)

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「その地域に死ねというのと同じ」。ENEOS和歌山製油所の閉鎖方針に対して、強い言葉で抗議をした和歌山県の仁坂吉伸知事は、地方経済の現実をどう受け止めているのか。胸中を聞いた。

──閉鎖決定の一報を受けて、知事はすぐに抗議しました。

こうした話は事前に漏れてはいけないもので、急な知らせであることは仕方がない。また、採算が合わないのに企業に対して「造り続けなさい」と言うことはできない。何らかの整理が必要なことはわかっているが、それで終わりにしてほしくない。業態転換などをうまくやって、ある程度雇用を守ってほしい。

──製油所に代わるほかの産業を育てられなかったという意味で、地域の責任はありませんか。

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