ホンダが「先駆者テスラ」に燃やす密かな対抗心 社内ではテスラのビジネスモデルを徹底マーク

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

どうすればテスラと遜色のないEVビジネスを展開できるか。ホンダの内部では先駆者を詳しく分析している。

日系メーカーの中でいち早く脱エンジンを打ち出したホンダ。先を行くテスラにどう対抗するか(撮影:尾形文繁、今井康一)

特集「テスラ 進化の秘訣」の他の記事を読む

そのまなざしは羨望か、嫉妬か――。EV(電気自動車)は儲からないという業界の定説を覆し、年間6000億円もの利益を稼ぐテスラ。先駆者の動きを徹底マークしている自動車メーカーが、日系の中でいち早く「脱エンジン」を打ち出したホンダだ。

2022年2月の決算会見で、テスラをどうみているかを各社に尋ねたところ、ホンダだけが「他社のことについてコメントは差し控える」(倉石誠司副社長)と素っ気なかった。が、ホンダ関係者によると、社内ではテスラの戦略を詳細に分析し、自社のEV戦略に向けた課題を洗い出している。

カギを握る高価格帯ビジネス

関連記事
トピックボードAD