アメリカだけでなく、中国でも多くのEVを販売する。その拡大を支えているのが上海の製造拠点だ。
2021年に93万台を超えるEV(電気自動車)を販売したテスラ。調査会社のマークラインズによると、地域別で最も多いのはアメリカで約35万台。次いで中国が約31万台となっており、自動車の二大市場で全体の約7割を販売している。
中国における2021年のEV販売首位は、約50万円の格安EVをラインナップに持つ上汽通用五菱汽車(約44万台)。3位のテスラは中国のEV市場における販売シェアが10%を超え、3位のテスラは中国のEV市場における販売シェアが10%を超え、高級車セグメント(550万円以上)に加え、中間価格帯(300万円~550万円)でも圧倒的な首位だ。
上海拠点は生産能力増強
この理由について、中国の自動車産業に詳しいみずほ銀行法人推進部の湯進主任研究員は、「テスラ車の先進性に加え、イーロン・マスクCEOの知名度や時価総額が自動車業界首位というブランドイメージが消費者に響いている」と分析する。また、中古車市場で値崩れしにくいことも、消費者に安心感を与えているという。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
無料会員登録はこちら
ログインはこちら