地域医療を担うクリニックの閉院が急増。競争激化と進む高齢化が要因だ。

コロナ禍が最も経営不振に直結したのは耳鼻咽喉科だ(写真:帝国データバンク)
地域住民の「かかりつけ医」となっているクリニック(無床診療所)の閉院が急増している。
民間信用調査会社の帝国データバンクによれば、昨年のクリニックの休廃業・解散、倒産件数の合計は450件。ここ10年ほど右肩上がりの基調が続いてきたが、昨年はこれまで最多だった2019年の406件を大きく上回り、過去最多を更新した。

「昨年はコロナ禍に見舞われた中でも産業全体の倒産件数は少なかっただけに、クリニックの廃業や倒産の急増は非常に特徴的な動きだ」。調査を担当した情報統括課の飯島大介副主任はそう話す。
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