2021年12月に上場したネットプロテクションズHD。今後の成長戦略や、他社と若干異なる「分割払い」機能への考え方を柴田社長に聞いた。
未払い率は世界的にみても低い
――競合がひしめく状況を、古参の立場としてどう見ていますか。
言われているほど、競合している実感はない。従来の利用シーンはB to Cの物販EC(ネット通販)がメインだったが、デジタルサービスやテレビ通販、実店舗での決済にも使えるようにしたり、最近ではB to B(企業間)の後払いも広げている。
競合とぶつかるのは、B to CのECだけ。しかもペイディにせよ、メルペイにせよ、競合するとしても若年層くらいだ。NP後払いの取扱高上位100加盟店で、ペイディと併用されているケースは皆無。肌感覚としてまだ競合としては見ていない。
若年層向けのECでも、必ずペイディが入っているという感覚はない。彼らの取り扱いはアマゾンで伸びていると聞く。しかも初回20%還元などのキャンペーンを狙ったクレジットカードユーザーが流れているようだ。
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