ETFなら個別株と違い、複数銘柄への投資でリスクを分散できる利点も。
初心者が米国株投資を始める場合、まず検討したいのはETF(上場投資信託)や公募投資信託だ。
日本のインターネット証券会社を通じて比較的簡単に買えるようになったとはいえ、米国株の取扱銘柄数は多いところで4000銘柄を優に超える。米国企業には日本にはない業態、ビジネス、新規性があり、個別株にはそこに投資する面白さがあるのは事実だ。だが、自分で個別企業の情報を集めて分析しなければならないという手間がかかる。
その点、専門家が分散投資で運用する公募投資信託や株価指数などに連動して運用されるETFなら、銘柄ごとの細かな分析は必要なく、自分の資産ポートフォリオに米国株投資のパフォーマンスを反映させやすい。
下表にもあるように、米国株式を組み入れて運用される投資信託は3つの種類に分かれる。日本国内で設定・運用される公募投資信託、東証に上場されているETF、そして米国の株式市場に上場されているETFだ。
ご存じの方も多いと思うが、ETFは証券取引所に上場され、個別株と同様にリアルタイムで価格が変動し、随時売買できる投資信託のことだ。基本的にパッシブ運用になり、S&P500やNASDAQ100などのインデックスをベンチマークとして、それに連動する運用成績を目指すのが特徴だ。
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