コロナ後に狙える株を『会社四季報プロ500』の編集長が厳選
新型コロナウイルスの感染再拡大が嫌気され、上値の重い展開が続く株式市場。ただ、全体相場が停滞する中でも、業績やテーマなどを手がかりに個別銘柄を物色する動きは続いている。コロナを契機とした変化の加速、そして悪影響からの回復という2つの観点から、コロナ後の注目銘柄をピックアップした。
コロナをきっかけに、あらゆる分野で進んでいるのがDX(デジタル変革)。ITサービス大手SCSKは、システム開発や構築・運用の傘下3社を統合し中堅企業向けのDX支援を強化している。株価は中期で上昇トレンドを描き、直近はフシ目となる7000円を前に足踏み。好材料などのきっかけ待ちで、上値をうかがう展開だ。
変化を好機にする企業
デルタ株の感染拡大は予断を許さない状況ではあるものの、欧米に比べて遅れていたワクチン接種が国内でも進んでいることに伴い、経済再開(リオープニング)への注目も高まっている。
経済再開と、コロナを契機にした変化の両面が追い風となりそうなのが、アフィリエイト(成果報酬型)広告プラットフォームとEC関連の販促サービスを展開するバリューコマース。アフィリエイト広告では、就職や旅行関連の広告出稿がコロナ禍で急減。経済再開に伴い、これらの回復が期待される。一方、親会社が運営するヤフーショッピングの出店者向けに展開するEC上の販売促進、広告サービスでは、リアル店舗からECへという購買行動の変化が定着し市場が拡大する見込み。株価は7月中旬の上期業績計画の上方修正発表を好感し上昇。据え置いた通期計画の見直しにも注目だ。
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