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"着眼点"は無数、鉄道系博物館の「深い味わい方」 ただ古い車両を見るだけではもったいない

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鉄道博物館で保存されているEF55形電気機関車。流線形の前面デザインが独特だ(筆者撮影)

2021年4月19日、小田急電鉄海老名駅の隣接地に「ロマンスカーミュージアム」がオープンした。関東には、日本最大級の規模を誇るJR東日本の「鉄道博物館」をはじめ、東京メトロの「地下鉄博物館」、京浜急行電鉄の「京急ミュージアム」など、各鉄道会社が自社の歴史的な車両を中心に展示する施設が多くあり、それぞれ人気を集めている。関西にはJR西日本の「京都鉄道博物館」、名古屋にはJR東海の「リニア・鉄道館」などもある。

これらの鉄道系の博物館は、鉄道好きの子供たちには格好の遊び場であるようだ。また大人にとっては、昔懐かしい車両に会えるとあって、思い出をよみがえらせるよすがともなっている。

ただ、熱心な鉄道ファンならともかく、さほど知識はないけれど鉄道がそこそこ好きだという程度の「ライトなファン層」は、子供を連れて一通り見て、それで終わりとなってはいないだろうか。さりとて、自分の興味に合わせて的確に解説してもらえる人に同行してもらうのも、なかなか難しい。

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