巨額赤字に沈んだANAとJAL。2021年度の見通しをどう出すかで対応が大きく分かれた。それぞれのスタンスの違いを読み解く。
コロナ影響で航空需要が激減し、今なお回復の展望が不透明な中、2021年度の業績見通しで両社の対応が大きく分かれた。ANAホールディングスは黒字予想を出し、日本航空(JAL)は業績予想の開示を見送ったのだ。
JALよりも先に4月30日に決算発表を行ったANAは、2021年度に売上高1兆3800億円(前期比89%増)、営業利益280億円(前期は4647億円の赤字)という予想を出した。巨額の赤字から一転、黒字化のV字回復シナリオを描く。
この計画は独自の需要予測に基づいている。最大のポイントは、今年夏以降の国内線で急回復をみているところにある。
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