一般客向けもターゲットにした新業態「ワークマンプラス」をヒットさせるなど、ここ数年のワークマン飛躍の立役者である土屋哲雄専務。新卒で三井物産に勤めてきた土屋専務は60歳の定年を迎える直前、ベイシアグループ創業者の土屋嘉雄氏に呼ばれ、2012年にワークマンに入社した。
土屋専務は創業者から何を託され、ワークマンをどのように変えてきたのか。
――ベイシアグループ創業者の土屋嘉雄さんは哲雄さんの叔父に当たります。哲雄さんから見た「嘉雄イズム」とは?
めちゃくちゃ慎重。
良い意味でのコンサバティズムがある。わき目をふらず、「あれしろ」「これしろ」と言わない。
私が嘉雄さんから受け継いだのは、「(余計なことを)しない経営」と在庫に対する警戒心。ベイシアグループの社員は、どの会社でも在庫に対する“恐怖心”が浸透している。在庫をきちんとコントロールして、オペレーションを重視して、ローコスト経営を徹底する。
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