在宅時間の増加など生活環境の変化を受けて、多くの人が投資に前向きだ。
「企業の実力とは関係なく株価が下がっていたので『今なら儲かる』と考えて、3月中旬に投資を始めた。含み益は足元で(投資額に対し)60%。時間をかけず投資額を倍にしたい」
そう話すのは会社員の30代男性。証券口座は以前に開いていたが、「投資の知識があまりないし負けたくもない」と、売買はしていなかった。そこに起きたのが新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な株急落。男性は昨年末まで株価が右肩上がりだった銘柄の中から、コロナ禍でもビジネスモデルが影響を受けないと思う企業を選び、医療情報サービスのエムスリー株などに投資した。
個人の資産運用はコロナ影響でどう変化したのか。本誌が実施した独自アンケートでは、回答した約6000人の2割がコロナ禍を機に資産運用を始めたり再開したりしていた。「日経平均が大幅下落し資産運用を始めるいい機会と思った」「コロナ禍で株が激安セールだったので追加投資した」(ともに40代男性/会社員)など、株急落を投資の好機と捉えた人は多かった。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら