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夜会合再開を主導した二階氏の思惑 ポスト安倍と解散・総選挙

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自民党内の駆け引きが活発になっている。

安倍首相の意中の後継者とみられる岸田政調会長(右)と話す二階幹事長(毎日新聞社/ アフロ)

安倍晋三首相は6月19日、コロナ禍の中で控えていた夜会合を3カ月ぶりに再開した。東京・虎ノ門のホテル、アンダーズ東京の51階にある高級レストラン「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」で麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官、甘利明自民党税制調査会長と約2時間半、会食した。

2012年12月26日の第2次安倍政権誕生に尽力した麻生、菅、甘利氏を招き、「3A+S」と呼ばれる4人の関係に変化はない、すなわち「安倍1強」を支えてきた権力基盤は盤石であることを自民党内外に改めて示したのである。

と同時に、永田町でささやかれている安倍氏と菅氏の「隙間風」説を否定し、両氏の「関係修復」をアピールする狙いもあった。

加えてこの4者会談の前後、安倍政権と自民党実力者の夜会合が頻繁に催されている。リストアップするとこうなる。

①6月16日、東京・赤坂の日本料理店「浅田」で二階俊博幹事長と麻生氏が会食(二階派の林幹雄、金田勝年両幹事長代理と麻生派の鈴木俊一総務会長、松本純国会対策委員長代理が同席)。

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