東西で"次世代"新幹線が登場 「進化する乗り心地」の最前線 JR東日本とJR東海の秘密兵器

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新幹線に新たな車両が登場した。飛行機とは違う魅力で利用者増を狙う。

ALFA-Xは北東北を中心に試験走行中(撮影:村上 悠太)

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JR東日本の試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」と、JR東海の新形式「N700S」。新たな新幹線が2つも登場し、写真家としては大忙しの日々が続く。試験走行の様子をカメラに収めていると、搭載された新技術の裏側にどのような意図が隠されているのか知りたくなる。そこで、素朴な疑問を車両開発担当者にぶつけてみた。

投入の目標は国内最速時速360㎞の営業運転

まずアルファエックスだ。2030年度に予定される北海道新幹線札幌開業も視野に入れ、北東北で試験運転を繰り返している。

東北新幹線の主力車両E5系は日本最速となる時速320キロメートルでの営業運転を行っているが、アルファエックスにはこれを時速360キロメートルに引き上げるという狙いがある。その試験結果が、将来開発される営業車両に生かされる。

航空機が圧倒的シェアを誇る東京と札幌を結ぶ空路に新幹線が挑む。最高速度という具体的な数値で利用者にアピールするのは確かに効果的だ。とはいえ、スピードアップしても、周囲に騒音をまき散らしながら走るわけにはいかない。そのため、環境に与える影響について検証が必要となる。

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