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「社長交代はまだ先、中国・インドを攻める」 【プラスオリジナル】サントリーHD社長ロングインタビュー

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にいなみ・たけし●1959年生まれ。慶応大卒。1981年三菱商事入社。91年米ハーバード大経営大学院修了。2002年ローソン社長、14年会長を経て同年10月から現職。(撮影:尾形文繁)

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国内ウイスキーメーカー最大手のサントリーホールディングス。ハイボールブームで火がついた国内のウイスキー人気は止まらず、原酒不足が問題になるほどだ。今後主戦場になっていく世界市場での戦略や、注目される社長交代について新浪剛史社長を直撃した(インタビューは9月9日に実施したもの)。
(注)本記事は『週刊東洋経済』2019年10月19日号に掲載されたインタビュー記事のロング版です。

 

——2014年に1.6兆円で米ビームを買収してから5年が経ちました。

買収直後は考え方の違いからぶつかることが多かったものの、サントリーとしての企業精神を理解させることができ、統合は一段落した。

買収当時、ビームは上場企業であり、短期的な利益追求志向が強い会社だった。長期的な視野でのブランド育成や、消費者がいるレストランに直接行って現場を確かめるといった現場志向を苦手にしていた。この考え方を改めさせたことで、商品力の向上にもつながった。逆に、上場していないサントリーは収益に対するこだわりが薄い会社だった。ビームの強みであるファイナンスやマーケティングを学んだことで、収益性を改善できた。

さらに、統合の成果としてこの2~3年で日米の蒸留所が共同で開発した商品を複数発売した。サントリーが気づいていなかった、日本の食材に対する世界の憧れをベースに「ROKU」というジンを発売し、想像よりも売れた。また、ウイスキーでも蒸留所の人材交流が進み、日本のジャパニーズウイスキーと米国のバーボンの良さを活かした新商品につながった。足元では、より攻めていく段階に入っている。

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