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「グローバルで勝てるサービスをつくりたいと思って設計した」。そう熱を込めるのは、ミラティブの赤川隼一社長(36)だ。
ミラティブは、ユーザーがスマートフォンゲームで遊んでいる様子を生配信する「ゲーム実況」が簡単にできるアプリを提供している。特別な機材を必要とせず、スマホだけでできることから人気に火がついた。配信者数は100万人を超えている。
特徴は、ゲーム実況だけではない。ゲームをきっかけに雑談を配信する人も多い。また、ユーザーの声に合わせて動く3Dアバター(分身)を作成する機能やアバターを使ってカラオケができる機能があり、ネット上で顔を見せることに抵抗がある人でも配信を楽しめるようになっている。数十万人のユーザーがアバターを利用して配信しており、ゲームだけでない双方向のコミュニケーションアプリを目指しているという。
アバター機能は収益にも貢献している。ユーザーはお金を払って、アバターの服装などのアイテムを購入することが可能だ。ミラティブの収益源はそれ以外に、ユーザーから配信者にギフトを贈るときに必要なコインの販売や、ゲーム会社とのタイアップ広告といったものがある。
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