太平洋の中心にある常夏の島の最高学府・ハワイ大学で異文化交流しながら学ぶ。
強い日差しの下、ケニアから来た男子留学生とハワイ在住の女子学生がキャンパスで知り合い、恋に落ちた。そして2人の間に生まれたのが、バラク・オバマ前米大統領である。今から約60年前のことだ。
2人が在籍していたのはホノルルにあるハワイ大学マノア校(UHM)。3つの4年制大学と7つの短期大学で構成される「ハワイ大学システム」の中核校である。
7月上旬、UHMのキャンパスに足を踏み入れると、ネイティブハワイアン、白人、アジア人などさまざまな地域出身の学生が楽しげに談笑していた。オバマ前大統領の両親のラブロマンスもこんな感じで始まったのだろう。
UHMの学生数は学部、大学院を合わせて約1万8000人。ハワイ州出身者が65%、米本土出身者が29%といった構成だ。残りの6%が留学生で世界75の国・地域からやってきている。留学生数の国別1位は日本。次いで中国、韓国、カナダだ。
UHMと日本の大学との関係は深い。早稲田、慶応をはじめ多数のトップクラス大学と提携関係にある。なお、中国、韓国などの留学生の多くは大学院で学ぶが、日本の留学生の多くは学部で学ぶ。
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