有料会員限定

サービス重視のハワイ路線、LCCの天国となった沖縄 ハワイvs.沖縄|エアライン対決

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
拡大
縮小

同じビーチリゾートでも、「青い空」の事情は大きく異なる。

ANAが導入した世界最大の旅客機「A380」(撮影:梅谷秀司)

特集「ハワイ vs. 沖縄」の他の記事を読む

「ウミガメだ!」。6月下旬、成田国際空港の搭乗ゲートの一角で、子どもたちが歓声を上げていた。窓ガラス越しに見えるのは、これからハワイに向けて飛び立つ、特別なウミガメ塗装を施された欧エアバス製旅客機「A380型機」の姿だ。

今、日本とハワイを結ぶ空に異変が起きている。航空大手の全日本空輸(ANA)が5月24日、2階建てで520席を誇るA380を成田─ホノルル路線に導入し、攻勢をかけているのだ。

これまでANAは同路線を246席の米ボーイング製中型機「B787型機」で、週14便運航してきた。5月から段階的にA380への置き換えを進め、7月時点で同機で週10便を運航するまでになった。これにより日本─ハワイ路線(ハワイ線)の座席提供数シェアは13.2%から20.7%まで拡大。米デルタ航空を抜き、3位に躍り出た。提供座席数に対し、「予約数も同じ伸び」(ANA)と順調な滑り出しとなっている。

近年、ANAは、ビジネス客などの安定需要が見込まれ座席単価も高い北米や欧州方面を中心に国際線を増やし、2010年に経営破綻し路線網を縮小した日本航空(JAL)を追い抜き、国内最大手になっている。ハワイ線はレジャー路線ながらも、年間を通じて座席利用率が90%を上回るなど、需要が旺盛だ。しかもハワイ線は直行便で7~8時間程度を要する中距離路線のため、短距離・高頻度運航で収益を上げるLCC(格安航空会社)では参入が難しい。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
ハワイ vs. 沖縄
節税狙いで人気のハワイ、利回りが魅力の沖縄軍用地
ハワイ・沖縄|不動産投資が活況
明暗分かれる2つのリゾートホテル開発
沖縄の原風景・竹富島にも開発の波
ハワイ|あの名産品の陰に日本あり
ハワイ|意外と知られていない「学びの魅力」
沖縄│ルポ・観光客1000万人のひずみ
「沖縄のビール」でなくなったオリオンの行方
観光業界も大ショック
ハワイに暮らす日本人シニアの苦労
元気なうちに日本へ戻ろう?
Part2 ハワイと沖縄の知られざる現実|在住ライターが描くリゾートライフのリアル
ハワイvs.沖縄|交通対決
ハワイvs.沖縄|ショッピング対決
ハワイvs.沖縄|ホテル対決
ハワイvs.沖縄|エアライン対決
Part1 成熟のハワイvs.沸騰する沖縄|観光マーケティング対決
「太平洋の真ん中に浮かぶパワースポット」
ゼットン創業者・DDホールディングス 稲本健一
「日本であって日本ではない雰囲気が魅力」
KPG HOTEL&RESORT 取締役社長兼COO 田中正男
ハワイvs.沖縄
最強のリゾートはどっちだ?
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内