有料会員限定

どうすれば10年後も食える? AI時代の「仕事のリアル」 職業ごとのタスク変化を検証|ヒューマンプレミアム

✎ 1〜 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
(Zenzen / PIXTA)

特集「AI時代に食える仕事、食えない仕事」の他の記事を読む

弁護士|膨大なリサーチは微減

※就業人口は「弁護士白書2018年版」の数値

弁護士の業務は大きく3つ。①対顧客・事務所内の打ち合わせ、②訴訟に必要な書類作成(リサーチを含む)、③裁判所への出廷だ。これは法人が顧客の渉外弁護士も個人が顧客の「町弁」も同様だ。取材によると、おおよその業務時間の配分は、①打ち合わせが2割、②書類作成が6割、③出廷が2割程度だという。

AI導入でどう変わるか。①の打ち合わせは、信用できる人間だからこそ、顧客は重要な相談を持ちかける。AIによる代替がスムーズに進むとは考えにくい。想定されるのは②の効率化だ。

書類作成では、過去の判例などをリサーチする。「自分の案件に近い判例を自動的に抽出する機能は、AIが発達すればできるのでは」(大手事務所出身の若手弁護士)。ただ、すでに判例データベースにキーワードを打ち込むと、27万件から50件近くまでは絞れる。「これをさらに5件程度までAIが絞ってくれたらうれしいが、普及してもそのレベル」(同)。若干の業務効率化に寄与する程度という。

関連記事
トピックボードAD