これまでも自動化による雇用の変化はずっと起きてきた。近年、日本で最も機械化が進んだのが鉄道分野。昔は踏切に人が立って遮断機を上げ下げしていた。AIやロボットの影響もこうした自動化の延長にある。
では将来どうなるか。フレイ&オズボーン論文の「47%」という数値は特殊な前提での予測。人間の仕事は部分的に機械に代替されるという現実が考慮されていない。そこを踏まえ職業でなく、より詳細なタスクベースで分析したのが、ドイツZEW研究所のメラニー・アーンツ氏らだ。「雇用の未来」研究では彼女らの貢献がむしろ大きい。
歓迎ムードはいずれ変容する
未来の定量的予測は難しいが、今いえるのは自動化が進めば格差の問題が深刻化するということ。自動化が進むと、人間は、人間にしかできない仕事に特化する必要が生じる。当初は企業も再教育で対応しようとするが、それでは追いつかなくなり、最終的には雇い止めが発生するはずだ。
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