税の支払いを拒否し、何万という仕事を消滅させながら、事業革新の神とあがめられている──。歯にきぬ着せぬ論評でGAFAを斬るのが、ニューヨーク大学スターン経営大学院教授のスコット・ギャロウェイ氏だ。その著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(小社刊)は世界22カ国で刊行、話題となっている。
「成功するビジネスはどれも、体の三つの部位のどれかに訴えかけるものだ」と、ギャロウェイ氏は持論を展開する。三つの部位とは脳、心、性器。下図で詳述するように、理性、感情、生存本能をつかさどる部位といえる。
GAFAの中で脳を刺激するのは、グーグルとアマゾンのサービスだ。
「グーグルは脳に話しかけ、それを補足し、長期記憶をほぼ無限のレベルにまで増幅させる」。グーグル検索を使えば、インターネット上にある世界中の情報を過去のものも含めて瞬時に探すことができる。さらに検索ワードなどから、その人が興味を持ちそうなことを推測して提示までしてくれる。自分は前より賢くなったと思わせてくれるグーグルのサービスを、脳は愛さずにいられない。
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