2004年2月に米ハーバード大学の一室で生まれたSNS「フェイスブック(FB)」。GAFAの中でも歴史が浅く、創業者兼CEO(最高経営責任者)で筆頭株主であるマーク・ザッカーバーグ氏の年齢は34歳と、若さを売りに成長してきた。
社歴は浅いが、ユーザー規模はすさまじく大きい。18年7~9月期の月間利用者は22.7億人(下図表)で、傘下の対話アプリ「ワッツアップ」、FB本体から派生した対話サービス「FBメッセンジャー」、写真・動画共有アプリ「インスタグラム」の4サービスいずれかを使っている月間利用者は26億人に上る。中国とインドの人口を足した規模の人数が月に1回以上、FBグループのサービスにアクセスしている計算となる。
ユーザー規模の拡大に伴い、業績も拡大している。17年度の売上高は前期比47%増の407億ドル、当期純利益は同56%増の159億ドルと、直近の成長率はGAFAの中でも際立つ。営業利益率は50%で収益性も高い。
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