有料会員限定

GMの自動運転に活路 ホンダが異例の大型提携 グーグルとの協業は進展見えず

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

自動運転の開発で複数の企業と提携を結ぶホンダが、また新たな手を打った。10月3日、ホンダは米GM(ゼネラル・モーターズ)およびGMの自動運転開発を担う子会社GMクルーズホールディングス(以下、クルーズ)と、無人ライドシェアサービス用の車両開発で協業することを発表した。

GMとは昨年来、燃料電池車やEV(電気自動車)の電池領域で提携を進めてきたが、今回は巨額出資がセットだ。クルーズに7.5億ドルの出資を行い、今後12年で自動運転の事業資金として20億ドル、合計27.5億ドル(約3000億円)の資金を投じる。

ホンダは、次世代車両の開発や新たなモビリティサービスに向け、国内外の企業と協業関係を築いてきたものの、資本提携には積極的でなかった。それだけに、巨額出資を伴うクルーズとの提携は異例だが、協業の内容はやや拍子抜けするものだった。中核となる自動運転部分にホンダの技術は使われず、車両デザインや内外装の設計技術を提供するだけだからだ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内