小学校でのプログラミング必修化を前に、民間の教室に子どもを通わせる親が増えている。最新のトレンドを追った。


教材のロボットは模型メーカーのタミヤが開発。自分で色を塗ってカスタマイズできる(撮影:梅谷秀司)
“ウイーン”と音を立てながら机の上を動き回る小型ロボットの横で、小学生が熱心にキーボードをたたいている。これは「ミニ四駆」などの模型でおなじみのタミヤが、この春から全国展開している「タミヤロボットスクール」の風景だ。
「保護者は、ミニ四駆世代やラジコン世代が多い」と話すのは、神奈川県の横浜中川教室で講師を務める藤島一広氏だ。塾講師の経験を持ち、現在は教育関連企業で働きながら同教室を運営している。
ロボットプログラミングコースでは、タミヤの「カムプログラムロボット」を使い、まずはロボットの組み立てからスタートする。ロボットにはモーターやギア(歯車)が搭載され、自分で色を塗ってカスタマイズできるなど、模型メーカーであるタミヤならではの特徴が満載だ。
授業は月2回で各90分。独自テキストを使いながら、ロボットが動く仕組みや、初心者向けのプログラミング言語である「BASIC(ベーシック)」を1年かけて学んでいく。
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