官民一体でプログラミング教育の普及を目指す「未来の学びコンソーシアム」の座長を務めるフューチャーグループの金丸恭文CEO(最高経営責任者)にその意義を聞いた。
5年ほど前にデンマークの小中一貫校を見て寒気がしました。テストの際にスマートフォンやパソコンを持参し、自由に検索している。日本の学校のように記憶力を試す問題は出さず、考える力を問うからです。どんなに記憶力を鍛えても、IT(情報技術)を使いこなす人に検索されたら勝てない。
今の社会で求められているのは、自分のアイデアをインターネット上で具現化し、新しいビジネスを作れる人。しかし日本では、ITを駆使して創造できる人材が質、量ともに不足しています。
ITコンサルティング事業を伸ばそうとしている当社でも、新入社員のうち、コンピュータサイエンス専攻は2割程度。残りの8割は入社してからコンピュータの基礎を学ぶわけですが、22歳の新卒が使いこなせるようになるまで約3年かかる。そんな社会構造では、21世紀の競争を勝ち抜けません。
米グーグルを生んだラリー・ペイジは6歳からプログラミングを学び、20代でWebサービスを作り出せるようになりました。思いついたアイデアを自らプログラミングして形にできる人と、ほかの人にコードを書いてもらう人の差は大きい。書けない人は劣後する。
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