大学にはカラーがある。偏差値が同じならどの大学も一緒、というわけではない。
たとえば慶応義塾大学。幼稚舎から上がってきた本当のお坊ちゃん、お嬢様の価値観のようなものが校風に影響を与えている。それを嫌うと浮いてしまうことがある。
一方、かつての早稲田大学はバンカラで、いろいろな地方の出身者が雑居していたが、今はアッパーミドル家庭、東京の中高一貫校の出身者ばかり。地方の県立トップ高出身者も入学しているが、そうとう減っている。
平日にキャンパスを訪問 学食で雰囲気をつかむ
今はインターネットや情報誌などに、大学に関する情報があふれている。情報はたくさんあって選択肢が増えているように見えるが、ネット情報は玉石混淆で、スマートフォンで調べてわかった気になるのは危ない。冒頭で述べた大学のカラーのようなものも、インターネット情報だけではわからない。
いちばん大事なのは実際にキャンパスに足を運んでみることだ。最近は各大学がオープンキャンパスに力を入れている。こうした催しに参加することもプラスだが、それよりも志望大学を三つくらい、土曜日でもいいが、できれば学生の多い平日に訪問してみたい。高校を休んででも見学する価値がある。
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