有料会員限定

調剤チェーンで不正横行 国の医療費をむしり取れ

印刷
A
A
調剤チェーンで「付け替え請求」が発覚する契機となったクオール薬局秋田飯島店

特集「薬局の正体」の他の記事を読む

少しでも売上高、利益を伸ばしたい──。一般的な企業であれば、こうした経営効率の追求は大原則だ。とりわけ上場企業は株主の厳しい視線も浴びている。だが、過度な経営努力は、時に倫理のタガを外すまでに至る危険性がある。

医療業界もその例外ではない。より高い倫理性が求められるにもかかわらず、過度な経営効率の追求がたびたび不正を招いている。その象徴が、大手調剤薬局チェーンなどで発覚した、いわゆる「付け替え請求」問題である。薬局の料金(調剤報酬)が複雑なのを隠れみのにし、患者や国民から不当に金銭を得ようとする行為が、業界内で相次ぎ発覚しているのだ。

処方箋を「付け替え」収益が大幅にアップ

付け替え請求問題が最初に発覚したのは、当時、調剤チェーンの業界団体である日本保険薬局協会の会長会社だった東京証券取引所1部上場の大手「クオール」(約700店舗)だ。医薬専門紙「リスファクス」が今年4月14日、秋田地区で同社の複数店舗が協力し、門前薬局の料金を不当に引き上げようとした事実を報道した。付け替え請求と呼ばれる不正の実態が明るみに出た。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内