どこで買えば安い?よい薬局の見分け方は? 利用するうえで、知っておくとよい疑問に、専門家が解答する。
Q1. なぜ薬局では医師と同じことを尋ねるのか?
「今日はどうされましたか」と、医師に伝えたのと同じことを尋ねられ、おっくうに思った人も多いだろう。
だが、薬剤師がそう聞くのは、処方箋には病名が書かれていないためだ。病名と処方薬が合っているかどうかの確認をし、服薬指導をするのが薬剤師の仕事である。しかし処方箋には患者の氏名、年齢、薬名、分量、用法、用量の記載はあるが、病名は対象外。患者のプライバシー保護というのがその名目である。また処方された薬がその病名の適応として認められていないと、全額自己負担になる(例外はある)。
結局、薬剤師は処方内容から病名を推定するしかないので、患者に尋ねることになる。最近は、病名や検査値を処方箋に記載する病院も出てきたが、まだ少数。薬剤師に聞かれたら面倒でも伝えてあげたほうが、的確な助言・指導を受けられる。
Q2. お薬手帳を持っていかないとなぜ高くなる?
お薬手帳はいつ、どこで、どんな薬を処方してもらったかを記録しておく手帳である。
現在、薬局でお薬手帳を持参した場合の料金は380円、持参しない場合の料金は500円で、3割負担であれば約40円安くなることになる。
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