有料会員限定

相続土地急増の大衝撃 »»Part3実用編|人口縮小時代の備え方&相続

印刷
A
A

2020年以降、都市部でも土地が供給過剰に

現在、東京の都心部は再開発ラッシュである。その規模は大型化し、これから10年くらいかけて700万平方メートル近くの大型オフィスが供給されると予想されている。

地方都市でも、その駅前には大型マンションなどの再開発が進められている所が少なくない。開発を通じて供給が増加すれば、人口減少と高齢化に伴う需要減と相乗効果を起こして、「アセットメルトダウン」、つまり資産価格の暴落をもたらすことになる。

人口減少・高齢化が進んでいるにもかかわらず、どうしてこのような開発ラッシュが起こってしまうのであろうか。

筆者が所属する米マサチューセッツ工科大学不動産研究センターでの研究では、世界の多くの都市で、成長の末期が近づくと自治体やデベロッパーが競って開発を進めようとする現象が確認されている。都市の成長の限界が近づいたとき、それを最後のチャンスとしてとらえ、合意形成に時間がかかっていたプロジェクトでも、大型開発を進めるという意思決定をしてしまいがちとなるのだ。そして開発が終了した段階では過剰供給となってしまい、不動産市場の暴落をさらに後押ししてしまうのである。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
地価崩壊が来る
データ分析では意外な結果に
全国人口流動ランキング
土地格差時代にはこう備える
売り時と買い時はいつやってくるのか(2)
売り時と買い時はいつやってくるのか(1)
土地余りで多くの困難も!
第一人者が解説! Q&A
»»Part3実用編|人口縮小時代の備え方&相続
シドニー、北京、ロンドン・・・
現地住民でも首をかしげる
コンパクト化計画の理想と現実
第一人者が解説! Q&A
悪戦苦闘した南三陸
»»Part2地方|疲弊する街で土地が捨てられる
地価変動率ランキング
緑地活用ビジネスに前のめりの業者たち
悩める緑地オーナーに照準
買取申し出10年先送りも
駅近の好立地や耕作放棄地など様々
生産緑地現場ルポ
第一人者が解説! Q&A
地価上昇はやがて終焉 地価崩壊が来る
»»Part1大都市|郊外から没落カウントダウン
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内