最期まで住み慣れた自宅で、という選択が難しい場合にどうするか。介護が必要になってから探すのは、身体的・精神的にも負担が大きい。正常な判断ができなくなっているかもしれないし、満足できなくても選ばざるをえない状況かもしれない。自宅では不安や困難があると予想できるのであれば、元気なうちに「終(つい)の住処(すみか)」選びをしておきたい。
選択肢としては、高齢者向けの分譲マンション「シニアマンション」や、友人・仲間などと一緒に暮らすシェアハウスなどもあるが、いま主流なのは「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」と有料老人ホームだ。
サ高住は2011年から制度が始まった。バリアフリー化された高齢者向け住宅で、約22万戸の供給がある。最低限、安否確認と生活相談サービスが義務づけられている。大きくは「特定施設」とそれ以外に分けられる。特定施設では、施設の職員らによる介護サービスを包括的に受ける。非特定施設では外部の介護事業者と個別に契約して介護を受ける。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら