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普通の女性が陥る「暗闇」 生きる手段はこれだけ その現実が苦しい

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東京・歌舞伎町には普通のOLが「夜の仕事」を求めてやってくる(撮影:今井康一)

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山田玲香さん(仮名)は35歳、元ギャルだ。外見は年齢よりも圧倒的に若く見える。

「彼氏いないし、貧乏だし、何もない。若い頃、適当な相手と結婚して子供とか作っておけばよかった。そうしたら、今みたいな最悪な状態にはなっていなかった」

涙ながらにそう嘆く。現在は破産申請中、全財産は1200円。月給手取り13万円(社宅、家賃差し引き後)の会社には、塩おにぎりだけ持っていく。食費にかけるおカネはなく、週1日だけ特別に格安スーパーでレトルトカレーや納豆を買う。肉はとても買えない。

「中小企業のОLです。ダブルワークでキャバクラをやっていたけど、体を壊して働けなくなって、昼の職の13万円だけで生活しなきゃならない。クレジットカード5枚あって、支払いは月末にお給料全額くらい。給料日に通帳はゼロ円の生活になりました」

キャッシングで借りて、払う、借りて、払うという生活を続けた。

「借金は膨らむばかり。年末にカード全部が限度額になって、どうにもならなくなって法テラスに相談に行ったら、もう破産しなって。計算したら総額で430万円くらいの負債がありました」

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