ネットビジネスの専門家2人がウェブサービスで躍進するアマゾンの実力をズバリ診断!
樋口 昨年はグーグル特集(9月27日号)で、グーグルについて話をしましたが、「わかりやすい」と反響が大きかったそうで、今回はアマゾンがお題です。

中嶋 過去十数年、いったいどれだけアマゾンで買い物をしたことか。アマゾン・プライムは年3900円払えば送料無料で即日配送。あれが始まってから、気がつけば1日に何回もアマゾンを使っている。アマゾン・プライムはうまくできています。購入量は確実に増えますからね。
樋口 そういう人、多いよね。もう何でもアマゾンで買ってしまう。でもちょっと心苦しいのが、配送のダンボール。
中嶋 そうそう。すごいゴミの量になる。有料でもいいから「ダンボール再利用サービス」とか「次回の配送時に引き取るサービス」があれば、結構使う人がいるんじゃないかな。
樋口 ダンボールと格闘しながらも、毎日使ってしまう。そこまでユーザーを引き付けている。
アマゾンのすごさは、ほとんど毎週のようにユーザーインターフェースを細かく改善しているところにあると思う。年間2兆円近くを売る大企業になったにもかかわらず、顧客満足度を上げるために、かなり細かい単位でPDCAサイクルを回しているのがわかる。トヨタのような製造業の匂いがする。
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