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鼻炎治療薬との賢い付き合い方 6年ぶりに新薬も登場、眠くならない商品も

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今年も花粉症のつらい症状で医療機関にかかる人が多いのではないだろうか。そこで、花粉症を含めて、どのようなアレルギー性鼻炎の治療薬が医療機関で処方されているか、主なものをまとめた。

花粉症の症状は、鼻の3大症状(くしゃみ、鼻水、鼻詰まり)や目の症状(かゆみ、涙、充血など)を中心に多様であり、重症度にも個人差がある。また、シーズンによって出る症状が異なることもある。

薬物療法は、患者それぞれの症状とその程度に合わせて組み立てられている。具体的には、内服薬をベースに点鼻薬や点眼薬が組み合わせられている。下表に示したのは処方量の多い主な内服薬(飲み薬)だが、種類が多いのもこのためだ。

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(注)厚生労働省のNDBオープンデータを基に処方の多い医薬品を抽出(デザレックスとビラノアは昨年発売の新薬のため取り上げた)。内服薬(その他のアレルギー用薬)/外来(院外)。処方量の多い順(診療年月は2014年4月~15年3月)。オノン、シングレア/キプレス(いずれも抗ロイコトリエン薬)以外は抗ヒスタミン薬。服用回数(1日):アレルギー性鼻炎の適応における成人の通常用量。価格(1日分):成人の通常用量を基に計算 (出所)各医薬品の添付文書やメーカー発表資料を基に本誌作成

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内服薬の主流は「第2世代抗ヒスタミン薬」と呼ばれる種類である。表はすべて第2世代で、ほとんどが抗ヒスタミン薬だ。第1世代に比べて鎮静作用がほとんどないのが特徴で、眠気が出にくく、患者にとって使いやすい薬といわれている。

それでも、医薬品によっては眠気の度合いに違いがあるようだ。もちろん個々人の体質、その日の体調によって眠気の出方は異なるが、勉強や仕事をしながらの継続的な治療を考えると、眠気の度合いは選択の大きなポイントだろう。

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