モノやスキルを共有・貸し借り
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月極駐車場や個人宅などの空きスペースを、駐車したい人にスマホやパソコンを通じて貸し出すシェアリングサービス「akippa(あきっぱ)」。サービス開始からたった2年で拠点数は6000を超え、コインパーキング大手の一角に食い込んできた。
akippaの強みは圧倒的な低価格。価格は日々変動させるが、大手と比べて3〜5割安く設定する。駐車場を借り上げるのではなく、既存の駐車場オーナーと収入を分け合うので初期投資がかからない。利用者は代金をいったんakippaに支払い、その6〜7割が駐車場オーナー、残りがakippaに入る。駐車場は10日前から、15分単位で予約することが可能だ。
大手企業が続々と提携 駐車場ビジネスの磁力
金谷元気社長(31)は異色の経歴の持ち主。22歳までは世界一のサッカー選手を目指し、サッカー一筋の人生を送ってきた。チームのマネジメントを学ぼうと、藤田晋氏や堀江貴文氏など起業家の本を手に取った。「すごい人たちだな。でも、自分ならもっとできる」。結局サッカーでプロ契約に至らなかったこともあり、しだいに気持ちが起業に傾いていった。「ビジネスでもう一度、世界を目指そう」。携帯電話の販売会社で1年半働いた後、akippaの前身・ギャラクシーエージェンシーを設立し求人サイトの広告枠販売を始めた。
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