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法要で読経してくれるお坊さんをインターネット通販のアマゾンで手配できる。昨年12月に登場したこのサービスは仏教界が「宗教行為の商品化を進める」と反発したこともあり、ニュースとして広く伝えられた。この僧侶手配サービスを出品したのがみんれびだ。
同社のメインビジネスは「シンプルなお葬式」という低料金の葬儀プラン(最安値は14万8000円)だ。集客する代わりに、実際に葬儀を施行する葬儀社から葬儀価格の2割ほどの手数料を得ている。アマゾンに出品した「お坊さん便」はその付随サービスだ。葬儀仲介で後発組ながら世の耳目を集める巧みな手法は、芦沢雅治代表(30)の経験から生まれているようだ。
芦沢氏は高校卒業後、カナダへ語学留学した。「日本は恵まれているのに世界には飢餓で亡くなる人が多くいる。世の中を幸せにする仕組みを作りたいが、大学で勉強するとしても日本の大学は入学前に学部を決める必要がある。そのような枠にはめられるのが嫌だった」という。
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