金融とITの融合が変革をもたらす
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東京・丸の内の東京銀行協会ビル内にフィンテック分野のベンチャー企業が集まる「フィノラボ」という施設がある。日本取引所グループと野村総合研究所は4月、株式市場におけるブロックチェーン技術の適用に関する実証実験を開始すると発表したが、フィノラボに入居するカレンシーポートがブロックチェーン技術の開発・実装を担う。
仮想通貨ビットコインの核となる技術で「分散型台帳」と説明されるブロックチェーンは、不動産登記や証券取引などにも活用できると期待されている。ブロックチェーンはある価値をデジタルデータとして発行でき、その価値を特定の利用者のみに保有させたり、別の利用者に移転したりできる。また、価値の記録の内容を改ざんするのは難しい。
カレンシーポートは、このブロックチェーン技術を既存のビジネスにつなぐ事業を展開している。ITの世界でいうミドルウエアを提供しているのだが、次のような話のほうが一般には理解しやすいだろう。
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