有料会員限定

株主総会で言ったこと、言わなかったこと 電撃退任を読み解く(2)

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6
拡大
縮小

6月22日、午前10時。株主総会の開会を宣言したソフトバンクグループの孫正義社長は、最初にこう語った。

「昨日の発表のとおり、副社長のニケシュ・アローラは本総会終結のときをもって代表取締役・取締役を退任することに伴い本総会も欠席となりますが、一言ごあいさつがございます」。そして、「ニケシュ」と舞台の上手(かみ て)に声をかけた。

上手から出てきたニケシュ氏は感謝の言葉をひととおり述べた後、「2年前に種まきの仕事を与えられた。ソフトバンクの経営幹部と何時間も話し合い、将来は事業会社と投資会社の集合体であるべきだという結論に至った。それを『ソフトバンク2.0』と呼ぶようになった」と2年前を淡々と振り返った。

ニケシュ氏の演説は合計でおよそ7分30秒。「スナップディール、クーパン、トコペディア……」と投資先の社名を一つひとつ挙げた後、「買うだけでは儲からない。売却が必要となる」と持論を展開し、「この6週間で180億ドルを生み出せたのは誇りに思う」と語気を強めた。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内