
孫正義社長の過去の発言を追っていくと、孫社長がニケシュ・アローラ前副社長への信頼をしだいに深め、互いに「相思相愛」の関係になった過程が見て取れる。二人は1年10カ月という短い間、確かに愛し合っていた。
ニケシュ氏がソフトバンクグループ(当時のソフトバンク)に入社したのは2014年9月。孫社長は当時、「成長を加速するために新たな経営陣を迎える。ニケシュは通信・インターネット両方を熟知した、世界でも貴重な経営者。今後の世界戦略を加速するための布陣としてたいへん心強い」と語っていた。
2カ月後の同11月には、マスコミの前にニケシュ氏が初めて登場した。ニケシュ氏は、「マサとは5年以上前に出会って以来、テクノロジーやインターネット・通信業界について、技術がどうなっていくのか、世界でどのように重要性が増していくのか、多くの時間語り合ってきた。マサのすばらしいところは10〜20年後を見据え、どういったことがどのように進行していくか、それらを基に現在何をすべきかを把握する力にある」と孫社長を持ち上げた。
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