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「オバマ広島訪問」後の展望 衆院の解散は16年末か

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オバマ大統領の来訪を27日に控え、広島県警は警備の準備に追われる(AA/時事通信フォト)

参議院議員選挙は単独で実施、消費増税再延期もほぼ確定的となった──。

焦点の衆参同日選について筆者はこれまで、否定的だがその可能性はゼロではない、という見方を披瀝してきた。

参院選単独で済ませる決断の背景には、オバマ米大統領の広島訪問が確定したことがある。

主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)は5月26~27日に開催される。

安倍晋三首相は26日午前11時45分、伊勢神宮内宮入り口に架かる宇治橋でG7首脳を出迎え案内する。

安倍首相に先導されて各国首脳は、皇室の御祖神を祭る正宮皇大神宮まで往復1.6キロメートルを20分で歩く。

その散策で、伊勢神宮のスピリチュアルな雰囲気を各国首脳に味わってもらうというのだ。これが伊勢志摩サミットの「号砲」となる。

翌27日の昼食会合セッションⅣを終えて、G7議長国として安倍首相は総括記者会見を行う。

当初、会見は午後2時にセットされていたが、30分繰り上げて午後1時半から行われる。これは「オバマ広島訪問」と無関係ではない。

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