高速鉄道のパイオニアである新幹線が1964年10月に運転を開始してから50年余り。2015年4月にはJR東海のリニアモーターカー、L0系が山梨の実験線で鉄道の有人走行としては世界最高速度となる時速603キロメートルを記録し、次世代の高速鉄道として注目を集めている。
その一方で東海道新幹線の最高速度が時速285キロメートルに引き上げられるなど、従来の新幹線も着々と進化を遂げつつある。
64年に東海道新幹線が開業した当時、最高時速は210キロメートルだった。その後約20年間最高時速は変わらなかったが、81年にはフランスに最高時速260キロメートルのTGVが開業。この頃以降、日本でもさらなるスピードアップへ向けた開発が進んだ。92年には、東海道・山陽新幹線に最高時速270キロメートルの300系による「のぞみ」が登場。96年にはJR東海の試験車、300Xがリニアモーターカーを除く国内の鉄道では最速となる時速443キロメートルを記録したほか、97年には最高時速300キロメートルの500系が運行を開始した。そして11年には最高時速320キロメートルの東北新幹線「はやぶさ」がデビューと、この二十数年間の速度向上は著しい。はたして、新幹線はこれからどのような発展を遂げるのだろうか。
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