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自由な発想で平和を追求した石橋湛山 変遷を見た憲法観・安全保障観

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石橋湛山(1884~1973)は、東洋経済新報(現・週刊東洋経済)において、民主主義・自由主義の擁護、植民地放棄などを主張した

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戦前、領土拡張を目指す大日本主義に抗し、「小日本主義」を唱えた石橋湛山。湛山は、戦前・戦後を通じリベラルな言論・政治姿勢で知られているが、他方で、戦後の憲法観・安全保障観はさまざま変遷を見た。

だがその変遷は決して湛山への評価を下げるものではなく、現実を見据えつつ大胆な構想力と理想の下に日本のあるべき姿を真摯に問いかけた。本稿は、湛山の憲法観・安全保障観を紹介するものである。

大正デモクラシー開幕に前後して登壇した言論人・湛山は、「自由批評の精神亡び、阿諛(あゆ)の気風瀰漫(びまん)すれば、その国は倒れ、其(そ)の社会は腐敗する(意味:自由に批評する精神が滅び、人におもねる気風が蔓延(まんえん)すれば、その国は倒れ、その社会は腐敗する)」(『東洋経済新報』1913年6月15日号、『石橋湛山全集(1)』所収)と警句を発した。まさに、湛山の言説はつねに自由批評の発想があふれており、世間的常識や時の権力におもねらない思想の堅固さがあった。

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