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大統領選に見る「リベラル」嫌いの底流 米国はリベラルな国か?

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2016年の大統領選はすでにスタート。民主党の大統領選候補者のテレビ討論会(アフロ)

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「米国はリベラルな国である」という表現は半分正しく、半分間違っている。

いったいどういうことか。

まず、半分は正しい。それは米国が「自由主義」(リベラリズム)に立脚した国であるという点においてである。つまり、政治的・経済的な自由を保障された市民(デモス)が国家を統治している。「臣民」(=国家の僕(しもべ))ではなく「市民」が主体の自由民主主義、すなわちリベラルデモクラシーの国家という意味においてである。

この場合、「自由主義」の対義語は「保守主義」と「社会主義」である。

ここでの保守主義は「貴族主義」と置き換えてもよい。要するに、国王や貴族など、世襲エリートによって権力が維持・継承されてゆくことを是とするイデオロギーである。独立宣言(1776年)において「すべての人は平等に創られた」とうたう米国は欧州流の身分制度を否定し、憲法で貴族の称号の授与を禁じている。

目下、来秋の大統領選へ向けた候補者指名争いが本格化しているが、ブッシュ家から3人目の大統領を目指すジェブ氏(元フロリダ州知事)が不人気な理由の一つに、特定の家系に権力が固定化することを嫌う政治風土がある。リベラルな国にあって「ブッシュ王朝」には負のイメージが付きまとう。

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